シロタマゴテングタ

シロタマゴテングタ(学名:Amanita verna)|毒キノコ

シロタマゴテングタケ(白卵天狗茸、Amanita verna)はハラタケ目テングタケ科テングタケ属の毒キノコです。学名の意味は「春のテングタケ」。イチコロ(秋田県)の地方名があります。

シロタマゴテングタケの概要

シロタマゴテングタケは、毒キノコです。シロタマゴテングタケのカサは名前の通り、白色で表面には光沢が見られますが、湿気を帯びるとややヌメリがでてきます。また幼いシロタマゴテングタケは、球を半分にしたような形で成長とともに徐々にカサが広がります。ヒダは白く、やや密に並んでいます。ツカの部分は白く、上部には布のような質感のツバが垂れ下がっています。また、ツカの表面は平滑で繊維状です。肉の色は基本的には白色ですが、ツカの髄の部分はやや黄色みを帯びています。

シロタマゴテングタケの写真

シロタマゴテングタケ(毒キノコ写真1) シロタマゴテングタケ(毒キノコ写真2)
シロタマゴテングタケ(毒キノコ写真3) シロタマゴテングタケ(毒キノコ写真4)

シロタマゴテングタケの季節

シロタマゴテングタケは、夏から秋にかけて針葉樹や広葉樹林の地上で見る事ができる毒キノコです。

シロタマゴテングタケの毒と症状

シロタマゴテングタ有毒成分は、ファロトキシン類、アマトキシン類、溶血性レクチンなどがあり胃腸消化器系の症状があらわれることが多いです。シロタマゴテングタケを食べてから6時間から24時間程度でコレラみたいな下痢,嘔吐,腹痛など消化器系の症状があらわれます。さらに,シロタマゴテングタケの毒素は、数日後から肝臓肥大,黄胆,胃や腸からの出血,その他,内臓細胞破壊が起こり死に至る場合があり重症化することがあります。

シロタマゴテングタケの備考

シロタマゴテングタは、毒キノコであるドクツルタケと似ているが、ドクツルタケと比べると「小型である」、「柄にささくれが無い」、「試薬による呈色反応が異なる」といった点から見分ける事ができます。しかし、いずれにしてもシロタマゴテングタケドクツルタケのような外部形態をもつ白色のテングタケ属のキノコは世界的に見ても数多く存在しており、それぞれの区別が困難な場合が少なくない。秋田では「イチコロ」と呼ばれている。

食中毒防止のポイント

シロタマゴテングタケみたいな毒キノコによる食中毒を予防する為には、食べる事ができるmのを確実に判断できない場合には、採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない4つが重要です。毎年、知識が無い方が採取した方が食中毒となっております。専門的な知識が無い素人の方によるキノコ狩りは絶対にやめましょう。詳しくは「毒キノコの種類と有害成分による影響」で説明しています。

  • わからないキノコは採取しない。
  • 他の種類)が混入しないように注意して採取する。
  • 昔から言われている「言い伝え」は間違っているので信じない。
  • 図鑑などで素人判断はしない。
  • 食用でも生の状態で食べたり大量に食べると食中毒になるものがあるので注意。

食べてから症状があらわれる時間(潜伏期間)は短く、キノコ狩りで採取したものをを食べて体調が悪い場合には、直ちに医療機関を受診して下さい。もし、食べた料理等が残っている場合は、医療機関に一緒に持参して治療の参考にしてもらって下さい。下痢や嘔吐の症状は、一般的な食中毒でも同様な症状があります。細菌やウイルスによる食中毒が気になる方は「食中毒(Food Poisoning)」を参照してください。

特に注意したい毒キノコのまとめ

日本国内で発生する種類を一覧形式にまとめました。それ以外の種類についても右の一覧から選んでみてください。毒キノコの名称をクリックすると生息場所、特徴、毒の種類、もし誤って食べたときに現れる症状などをまとめてあります。