毒キノコの種類と有毒成分|毒キノコ図鑑

毒キノコ図鑑

毒キノコによる食中毒は、毎年9月頃から増え始め、10月から11月にピークとなります。毎年、多くの方が病院で治療を受けていますが、残念な事に死亡される方もおります。知識や経験が不足した方が誤って採取したものを誤って食べて起きます。誤って毒キノコを食べると、下痢、嘔吐、精神障害などの症状があらわれます。また、神経に採用し幻覚や快楽を味わう事が出来る有害成分が含まれている種類もあり、マジックマッシュルームなどとして取引されています。その為、法律で使用や取引が規制されているものもありますので注意しましょう。カエンタケ(毒キノコ)は、触れるだけで皮膚炎を起こし、誤って食べると死亡することもあります。国内の山林や公園で普通に見る事がでますので、誤って食べない様に注意が必要です。代表的な毒キノコには、ツキヨタケクサウラベニタケカキシメジであり、これらを「毒キノコ御三家」と呼ばれています。食べられるキノコに非常に似ていることもありますので注意をしましょう。このHPで掲載している全ての毒キノコを確認する事ができます。

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毒キノコ御三家とは、ツキヨタケ、クサウラベニタケ、カキシメジ

ツキヨタケ|代表的な毒キノコ
ツキヨタケ
クサウラベニタケ|代表的な毒キノコ
クサウラベニタケ
カキシメジ|代表的な毒キノコ
カキシメジ
幼いツキヨタケは黄褐色ですが、熟成するとともに紫褐色から暗紫褐色となる。誤って食べると30分~1時間程で嘔吐,下痢,腹痛などの消化器系の中毒症状が現れる。 幻覚痙攣を伴う場合もあるが,翌日から10日程度で回復する。毒成分イルジンS,イルジンM,ネオイルジンです。 クサウラベニタケのカサは、灰色~黄土色(茶色や赤みを帯びるものもあり)、 乾燥時は絹のような光沢がありのが特徴。誤って食べると嘔吐,下痢,腹痛などの胃腸などの消化器系の症状を起こす。発汗などムスカリン中毒の症状も現れる。毒成分溶血性タンパク,コリン,ムスカリン,ムスカリジンなどです。  カキシメジのカサは、3~8cm程度で比較的中型の大きさであり、色は赤褐色~くり褐色またはうすい黄褐色をしている誤って食べると30分~3時間後にあらわれ,頭痛を伴い,嘔吐,下痢,腹痛などの症状を起こす。毒成分ウスタリン酸:水溶性であるため,何本食べたかより,毒成分が溶出した汁をどのくらい摂取したかによって潜伏時間や症状の現れ方に差がみられる。

毒キノコによる食中毒症状の処置と予防方法

毒キノコによる中毒症状が現れた時はただちに病院に行き、医師による診察を受けるようにしてください。毒キノコ食中毒の多くは、日中採取した毒キノコを夕食で食べる事で夜間に発症するケースが多いです。その為、夜間に症状が現れたときは、躊躇せず夜間外来や救命救急センターに行きましょう。医師による問診は、キノコの外観、採集場所、調理前の処理、調理法、食べた量と、食べ物の残り、調理屑、吐物、便などの検査によって毒キノコの種類を調べます。基本的な処置として、水分および電解質液を補給しながら、催吐、胃洗浄、吸着剤(活性炭)の投与などで早期に除毒します。また、症状が短時間に現れた消化器系障害の場合は対症療法を行い数日中に治ります。しかし、アマニタトキシン症候群ではただちに入院し、早期の毒素除去、集中治療が必要です。中毒に気づいたら 6時間以上遅れて発症することもあるので注意しましょう。

毒キノコの明確な見分け方は無く、似たようなものも多くあるため、間違って毒キノコを食べてしまった人が食中毒を起こすケースが多くなっています。毎年毒キノコを食べて中毒死してしまったケースも多く、秋に発生しやすくなっています。毒キノコの中には幻覚を起こし、神経に作用するタイプ、複数の症状を併発するタイプなど色々なものがあります。あまり知識が無い人が写真などを頼りに食べる事は、大変危険な行為です。毒キノコ中毒を避けるには、きちんとした知識がある人のガイドのもとキノコ採取を行う事で、判断が難しい場合は食べない事が一番です。キノコの中には強い毒性を持つものも多く、死亡してしまう場合もありますから、素人判断では絶対に行わない事です。

発生状況

毒キノコによる食中毒は、毎年50件程度発生します。しかし、厚生労働省が発表する食中毒の発生件数は、医療機関で診察した件数であります。その為、毒キノコによる食中毒になっても病院に行かず自宅で処置した方々が含まれておらず、厚生労働省の発表より多いと推測します。毒キノコによる食中毒症状を起こさない為には、種類を特定する為に正しい知識が必要です。有毒物質が含まれる理由は、ある特定の種が動物や昆虫に食べられ絶滅しないための防衛手段だと考えられます。動物に植物の種実を食べられるのは、遠い場所にフンと一緒に種が排出され植物が繁栄する仕組みの1つです。でも、特定の植物のみが食べられることは、種が途絶える恐れもあり、特定の動物が食べると有毒であったりします。詳しくは、「自然毒食中毒」を参照してください。

特に注意したい毒キノコ

毒キノコの症状は、含まれる有害成分の種類によって異なります。下痢や嘔吐など消化器障害型、幻覚を見たり神経が硬直する神経障害型、原形質毒性型の3種類がありますす。原形質毒性型のは、特に注意する必要があり,肝臓、腎臓など様々な臓器の細胞を破壊し機能を低下させ死亡するケースがあります。有害成分には、下痢や嘔吐など消化器障害型、幻覚を見たり神経が硬直する神経障害型、原形質毒性型の3種類があります。原形質毒性型は、特に注意する必要があり,肝臓、腎臓など様々な臓器の細胞を破壊し機能を低下させ死亡するケースがあります。
毒キノコの名前(写真)   特徴(形状・色・形・生息場所・毒の種類・症状)
ドクツルタケ|毒キノコ図鑑
ドクツルタケ
ドクツルタケは、夏から秋にかけて各種の広葉樹林、モミ林、ツガ林などの林内地上に発生する毒キノコです。形状は、 傘、ひだ、柄、つば、つぼともに白色く、時として傘の中心部が紅褐色をおびる事もある。つばより下の柄はささくれにおおわれ、 つぼは袋状で大型であるのが特徴です。
 カエンタケ|毒キノコ図鑑
カエンタケ
 カエンタケは、日本国内で見ることが出来る毒キノコの中でも危険性が高い毒キノコでです。カエンタケに含まれる有毒成分は、毒性が強く有毒成分3グラム程度で人を殺すことができます。また、触れただけでも皮膚が炎症を起こしますので触れない様にしましょう。もし、見つけたら触れずに市役所などに連絡して除去をお願いすることをお勧めします。
ヒトヨタケ|毒キノコ図鑑
ヒトヨタケ
 ヒトヨタケは、春から秋にかけて庭先や畑などに群生する毒キノコで。一晩できのこが黒く溶けてしまうので一夜茸の名がつけられたとの事です。ヒトヨタケには、有毒成分が含まれており、アルコール飲料を飲む前に食べると中毒症状が現れると言われています。 コプリンという物質がアルデヒド脱水酵素の動きを阻害し、アルコール分解がうまくいかずに、血液中にアセトアルデヒトが蓄積されるのが理由です。
シャグマアミガサタケ|毒キノコ図鑑
シャグマアミガサタケ
 シャグマアミガサタケのカサは、直径3cmから10cm、ツカの長さが2cmから5cm程度でコゲ茶色した球形の塊です。有害物質は、ヒドラジン類の一種であるギロミトリンおよびその加水分解によって生成するモノメチルヒドラジンです。
ニガクリタケ|毒キノコ図鑑
 ニガクリタケ
ニガクリタケは、春から秋にかけて広葉樹や針葉樹の枯れ木上に群生している毒キノコです。苦み成分が多く含まれている為、誤って食べてもスグ吐き出し体内に取り込むことは少ない。しかし、過去には、誤って食べて中毒症状が原因で死亡したケースもありますので注意が必要です。
その他、当HPで掲載している全ての毒キノコの一覧を確認する。

主な毒キノコの名称と有毒成分の種類と症状

日本には約50種類以上の毒キノコがあります。秋にハイキングなどで山林に入ると色々なキノコを見つける事ができます。しかし、そのキノコの一部には、有毒成分を含むものもあり注意が必要です。ベニテングタケは、赤い色で見たからに危険そうな感じがする為、誤って食べる人も少ない。しかし、見た目は地味であるが有毒成分を含むキノコも多くあり、誤食による食中毒が多数発生しています。日本のキノコのうち、毒キノコは約50種ありますが、。その中でも毒性が特に強いのは、タマゴテングタケシロタマゴテングタケタマゴテングタケモドキドクツルタケなどです。ドクツルタケなどの誤食による死亡事故も時々発生していて、過去20年間に30人の方が毒キノコ中毒で尊い命を落としています。

テングタケツチカブリワライダケなどのキノコを食べるとそれらに含まれる有毒成分により下痢や嘔吐などの中毒症状が現れます。主な症状としては、胃腸炎、コレラ、脳炎があります。胃腸などの症状は、1時間ほどして嘔吐や腹痛、下痢などの症状が起こります。コレラのような症状が出る場合には、激しい嘔吐、下痢を起こし、ショック状態になる場合もあります。脳炎のような場合では、2時間ほどして、けいれん、発汗、昏睡などの症状が現れ最悪の場合死亡してしまいます。

毒キノコの名称 有毒成分 主な症状
症状が出るまでの時間
毒キノコの特徴
オオシロカラカサタケ|毒キノコ オオシロカラカサタケ タンパク性毒成分であるモリブドフィリシン、ステロイド類を含む。また、毒成分ではないが、レピオチンA、Bという化合物を含んでいる。 誤って食べると1地時間から3時間程度で腹痛、下痢、嘔吐などの症状があらわれ、さらに発熱、悪寒、頭痛、痙攣などの症状を引き起こすことがあります。毒素は非常に強く症状も激しいことがありますので注意が必要です。  オオシロカラカサタケは、熱帯地方のキノコであり、そもそも日本には存在しないキノコだったと考えられます。以前は、日本国内でも沖縄県や小笠原地方でしか見る事ができませんでした。現在、オオシロカラカサタケは、西日本、東海地方で春から秋にかけてみられる毒キノコです。
 アンズタケ|毒キノコアンズタケ アマトキシンの量は微量であるが猛毒であるため生食で大量に摂取すると中毒になる可能性もあり避けたほうがよい。 誤って食べると発症するまでの潜伏期が6~24 時間と長いため、治療が遅 れたり、また、数日後に肝障害が発現するため重篤になるケースが多いです。日本ででの中毒の発生件数は少ないが、きのこによる死亡例の9割はアマ トキシン群のきのこによるものである。 アンズタケは、夏から秋のはじめにかけてモミ、ツガ類の林内や広葉樹の林内地上に群生する毒キノコ。 正しく処理すれば、食用になり、味にもクセがない。例えば、牛肉、豚肉、鶏肉などの肉料理の付け合せやカレーの具材として使われる。鹿肉と一緒に食べる伝統料理もある。
 ベニテングタケ|毒キノコベニテングタケ イボテン酸は、強いうま味成分でもあります。そのた、ベニテングタケを塩漬けにして食べている地域もあります。乾燥したベニテングタケは、毒性が強くなるので食べない様にしましょう。 誤って食べると比較的短時間(30分から90分)で下痢、嘔吐、眠気、発汗、さらに、健忘、幻覚、ハイテンションなどの症状があらわれ治療する必要があります。多くの場合は、重症化する事もなく1日程度で回復します。 ベニテングタケは非常に可愛らしい赤色に白い斑点があるのが特徴です。しかし、その派手さから毒キノコだと注意されているので誤食による食中毒は、多くは発生していません。夏から秋にかけて抗原のマツなど針葉樹や白樺など広葉樹の地上に発生します。
 テングタケ|毒キノコテングタケ イボテン酸、ムシモール、スチゾロビン酸、ムスカリン類、アマトキシン類,アリルグリシン、プロパルギルグリシン150などがあります。 誤って食べると30分程で嘔吐、下痢、腹痛など胃腸消化器の中毒症状が現れる。そのほかに,神経系の中毒症状,縮瞳,発汗,めまい,痙攣などで,呼吸困難などの症状になり,1日程度で回復するが,古くは死亡例もあります。 初夏から秋にかけて広葉樹林の地上に発生します。(針葉樹に生えるのはイボテングタケ)。見た目の特徴は、初め半球形で傘が開き、成長すると傘が開き平らになります。テングタケの肉は白色でもろく、味やニオイは特にありません。他にも似た種類がありますので注意しましょう。
 ツキヨタケ|毒キノコツキヨタケ ツキヨタケに含まれる有毒成分には、イルジンS、イルジンM、ネオイルジンなどがある。 誤って食べると食後30分~1時間程で嘔吐,下痢,腹痛などの消化器系の食中毒の症状が現れる。また、幻覚痙攣を伴う場合もあるが,翌日から10日程度で回復する。症状がひどい場合は、痙攣、脱水、アシドーシスショックなどを起こすこともある。 秋にブナの枯れ木上に重なるように群生する毒キノコです。シイタケに色も形もそっくりであるが、誤食するとおう吐と下痢で腰もたたなくなるという。採ってからあまり時間がたたないうちであれば暗闇の中ではひだが青白く光る性質があり、もし不安だったら、きのこを持って暗い所へ入ればわかる。
クロハナビラタケ|毒キノコクロハナビラタケ 詳しいことは、わかっていない。 誤って食べると下痢や嘔吐など消化器の症状があらわれます。キクラゲの仲間と思い込んで食べない様に注意しましょう。 カサの部分が黒くキクラゲの仲間にも見えますが違います。初夏から秋に広葉樹倒木上に発生。多数の裂片の集合体で大きさは約8cmの毒キノコです。これを食べる人はいないと思うけれど、有毒で消化器系の中毒を起こすらしい。
 クサウラベニタケ  溶血性タンパク,コリン,ムスカリン,ムスカリジンなど
コリン、ムスカリジンは消化系に作用すると言われる。。ムスカリンは副交感神経を興奮させることで縮瞳、発汗などを示す毒素である。
誤って食べると10分から数時間で症状が現れ、神経系および消化器系の食中毒を起こす。 夏から秋にかけて、アカマツ混生林下や広葉樹林下で見る事ができる毒キノコです。毒性はそれほど強くないので、 命にかかわるような事にはならないが食中毒をした事のある人の話では、とにかく苦しいらしい。
オオワライタケ 不明 めまい、幻覚、興奮(症状は30分~3時間 早めに症状が現れる)  
カキシメジ ウスタリン酸 おう吐、下痢など(症状は30分~3時間 早めに症状が現れる) 似ているキノコは、ムチャナメツムタケ、マツタケモドキ
シロタマゴテングタケ アマトキシン類、ファロトキシン類、ビロトキシン類 おう吐、下痢、腎臓や肝臓の障害、死亡(6~10時間経過してから症状が現れる) 似ているキノコは、ムシロオオハラタケ、シロマツタケモドキ
ドクササコ アクロメリン類A,B及びC、クリチジンなど 1ヶ月以上手足の先に激痛(3日~7日と非常に遅く症状が現れる) 似ているキノコは、ムカヤタケ
ドクベニタケ アマトキシン類、ファロトキシン類、ビロトキシン類 おう吐、下痢、腎臓や肝臓の障害、死亡(6~10時間経過してから症状が現れる) 似ているキノコは、ムシロオオハラタケ、シロマツタケモドキ
ハナホウキタケ 不明 おう吐、腹痛、下痢など(30分~3時間 早めに症状が現れる) 似ているキノコは、ムホウキタケ

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