タマゴテングタケモドキ|毒キノコ図鑑

タマゴテングタケモドキ|毒キノコ図鑑

タマゴテングタケモドキの概要

タマゴテングタケモドキは、毒キノコに分類されるキノコです。タマゴテングタケモドキのカサは卵型から饅頭型をへて浅い皿状に開きます。また、カサの色は灰褐色。中央にくらべ周辺は淡くやや赤みが強いです。また、湿時には弱粘性があり、触れるとベタベタした触感もありまする。タマゴテングタケモドキの肉は白色で、空気に触れるとわずかに赤みをおび無味無臭。似たキノコにツルタケダマシとツルタケがある。これらとの相違点は、ツルタケとはツバの有無(ツルタケはツバを欠く)、ツルタケダマシ(毒)とは、ヒダの色の相違(ツルタケダマシのヒダは白色)。ただし、タマゴテングタケモドキのツバも、成長の状態などにより不明瞭なことがあり同定は慎重にしなければならない。

タマゴテングタケモドキの写真

タマゴテングタケモドキ(毒キノコ写真1) タマゴテングタケモドキ(毒キノコ写真2)
タマゴテングタケモドキ(毒キノコ写真3) タマゴテングタケモドキ(毒キノコ写真4)

タマゴテングタケモドキの季節

タマゴテングタケモドキは、夏から秋にかけて広葉樹林(あるいは広葉樹と針葉樹との混交林内)の地上に孤生ないし点々と群生する毒キノコです。日本では各地に広く分布しています。

タマゴテングタケモドキの毒と症状

タマゴテングタケモドキやツルタケダマシに似たきのこによる食中毒は報告されているが、原因となったきのこの詳細な分類学的検討は行われていません。韓国産のタマゴテングタケモドキによる研究では、子実体からの冷水浸出液はマウスの赤血球に対して強い溶血作用を示すが、浸出液をあらかじめ沸騰水浴で5分間処理することで、溶血作用は失活したという。

タマゴテングタケモドキの備考

タマゴテングタケモドキとともにツルタケダマシはひだが純白色を呈するものであるが、ひだの色調以外の特徴はタマゴテングタケモドキによく似ており、両者の異同については議論がある。タマゴテングタケモドキと比較すると、かさの周縁部に認められる放射状の条溝がより短く、「つぼ」がより小形であること・胞子の幅がより狭く細いことで区別できるという。同じくミヤマタマゴタケもひだが白色を呈し、タマゴテングタケモドキに比べて子実体は一般に大形で、つぼが二重構造を示し、かさの周縁部の条溝が著しく短い点で異なる。ドウシンタケはかさがより暗色(灰黒褐色ないし暗灰色)を呈し、ひだは白色でその縁はしばしば黒っぽく、柄の表面は「つば」よりも下の部位において灰色のだんだら模様をあらわすことで区別される。

キノコ食中毒防止のポイント

毒キノコによる食中毒を予防する為には、食べる事ができるキノコを確実に判断できない場合には、採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない4つが重要です。毎年、キノコの知識が無い方が採取した毒キノコで多くの方で食中毒となっております。キノコの専門的な知識が無い素人の方によるキノコ狩りは絶対にやめましょう。詳しくは「毒キノコの種類と有害成分による影響」で説明しています。

  • わからないキノコは採取しない。
  • 有毒キノコが混入しないように注意して採取する。
  • 毒キノコの見極め方の「言い伝え」を信じない。
  • 図鑑などだけで毒キノコの判断をしない。
  • 食用のキノコでも生の状態で食べたり大量に食べると食中毒になるものがあるので注意。

毒キノコを食べてから症状があらわれる時間(潜伏期間)は短く、キノコ狩りをしたキノコを食べて体調が悪い場合には、直ちに医療機関を受診して下さい。もし、毒キノコが疑われるものがありましたら医療機関に一緒に持参して治療の参考にしてもらって下さい。下痢や嘔吐の症状は、毒キノコ以外にも一般的な食中毒でも同様な症状があります。細菌やウイルスによる食中毒が気になる方は「食中毒(Food Poisoning)」を参照してください。

間違って食べると大変!猛毒キノコのリスク