ニガクリタケ

ニガクリタケ(学名:Hypholoma fasciculare )|毒キノコ

ニガクリタケ(学名:Hypholoma fasciculare )は、春から秋にかけて広葉樹や針葉樹の枯れ木上に群生する毒キノコです。苦み成分が多く含まれている為、誤って食べてもスグ吐き出し体内に取り込むことは少ない。しかし、過去には、誤って食べて食中毒症状が原因で死亡したケースもありますので注意が必要です。ニガクリタケの形状は、 傘は初め半円形からまんじゅう形、後に平らに開く。色は鮮黄色から淡褐色で表面はなめらか。ひだの並び方は密で柄に直生から上生しています。 色は初め淡黄色で後には黒紫褐色となる。柄の上部は傘とほぼ同色、下部はやや褐色で柄の中ほどに糸くず状のつばをつける場合もあります。

ニガクリタケ概要

ニガクリタケは、、傘の大きさが直径2cmから5cm、ツカの長さが4cmから10cm程度の小さ目なキノコです。幼いときは、ナメコにような黄色ですが、成長とともに茶色くなります。形は、まんじゅう形で平らに開きます。カサの表面には湿り気があり中心部が黄褐色で周囲が硫黄食です。柄に対してくっついており少し湾生しオリーブ緑色です。クリタケを採取する際には、クリタケと一緒にニガクリタケが生えていることが誤って採取しないように注意が必要です。クリタケとニガクリタケの大きな違いは、ニガクリタケを食べると苦みがありますので、苦い場合には吐きだして食べないようにしてください。

ニガクリタケ写真

ニガクリタケの群生写真 ニガクリタケ
ニガクリタケ毒キノコ ニガクリタケ

ニガクリタケは一年通してみる事ができる毒キノコ

ニガクリタケは、二本だけではなく北アメリカ、ヨーロッパなどの地域に生息しています。1年間通して広葉樹及び針葉樹の枯れ木や倒木などに発生しています。

ニガクリタケの有毒成分と症状

ニガクリタケを誤って食べると食後3時間程度で、腹痛、下痢、悪寒などの症状があらわれます。下痢や嘔吐の症状は、激しいいのが特徴です。誤って大量に摂取した場合には、激しい下痢や嘔吐による脱水症状、重症の場合は脱水症状,アシドーシス,痙攣,ショックなどの症状が現れて死亡する場合がありますので注意が必要です。原因となる有毒成分は、カルモジュリン阻害活性を持つファシキュロ-ル,ファシキュリン酸の他,ムスカリン類などです。ニガクリタケに含まれる成分のうち致死性の有毒成分がなにか現在もわかっていません。。

ニガクリタケの備考

ニガクリタケと間違いやすいキノコにナメコ,クリタケ,ナラタケ,ナラタケモドキがあります。地域によっては、はな、にがくり、くりたけのはな(長野市)、どくあがたけ、どくあかもだし(秋田県)、すずめたけ(青森県)、にがっこ(にぎゃっこ,にがこ)(東北地方)などと呼ばれることもあります。

毒キノコ食中毒防止のポイント

毒キノコによる食中毒を予防する為には、食べる事ができるキノコを確実に判断できない場合には、採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない4つが重要です。毎年、キノコの知識が無い方が採取した毒キノコで多くの方で食中毒となっております。キノコの専門的な知識が無い素人の方によるキノコ狩りは絶対にやめましょう。詳しくは「毒キノコの種類と有害成分による影響」で説明しています。

  • わからないキノコは採取しない。
  • 有毒キノコが混入しないように注意して採取する。
  • 毒キノコの見極め方の「言い伝え」を信じない。
  • 図鑑などだけで素人判断はしない。
  • 食用のキノコでも生の状態で食べたり大量に食べると食中毒になるものがあるので注意。

毒キノコを食べてから症状があらわれる時間(潜伏期間)は短く、キノコ狩りをしたキノコを食べて体調が悪い場合には、直ちに医療機関を受診して下さい。もし、食べたキノコが残っている場合は、医療機関に一緒に持参して治療の参考にしてもらって下さい。下痢や嘔吐の症状は、毒キノコ以外にも一般的な食中毒でも同様な症状があります。細菌やウイルスによる食中毒が気になる方は「食中毒(Food Poisoning)」を参照してください。

特に注意したい毒キノコのまとめ

日本国内で発生する毒キノコを一覧形式にまとめました。それ以外の種類についても右の一覧から選んでみてください。毒キノコの名称をクリックすると生息場所、特徴、毒の種類、もし誤って食べたときに現れる症状などをまとめてあります。