テングタケ

テングタケ(Amanita pantherina)|毒キノコ

テングタケ(Amanita pantherina)は、別名をヒョウタケともハエトリタケとも言われ日本国内の幅広い地域に分布している毒キノコです。見た目の特徴は、初め半球形で傘が開き、成長すると傘が開き平らになります。傘の表面は褐色から灰褐色でつぼの名残がいぼ状に付着しています。ひだは白色で離生する。柄にはつばとつぼを持ち、 いずれも白色。つぼは時によると痕跡程度の事もあります。ヒョウの様な斑紋のあるという学名そのままに傘の上につぼの名残りを付着させている。 アカマツ林、トウヒ林、コナラ・クヌギ林などで夏から秋にかけてごく普通に見られる。これも毒きのこのひとつでその毒性はベニテングタケよりも強いといわれている。 食べると大量に飲酒した時のようにおう吐したり気分が悪くなったりする場合もあるという。

テングタケの概要

テングタケのカサは直径が5~25cmほど、色は褐色または黄土色を帯びた褐色。形は幼菌時は半球形、成長するにしたがってカサが広がり平らになっていきます。テングタケの表面には白いイボが無数にあり、湿気が多い時にはヌメリがでます。また、フチ付近には薄い条線があり、ヒダには密に並んでいて、色は白色です。テングタケのツカは根元にいくほど、太くなっており、ツカの中ほどの箇所に白いツバがあります。また、基部は丸くなっていて一番太い。テングタケの肉は白色でもろく、味やニオイは特にありません。他にも似た種類がありますので注意しましょう。

テングタケの写真

テングタケの写真 テングタケ(毒キノコ)
テングタケの群生 テングタケ上からの写真

テングタケの季節

テングタは、初夏から秋にかけて広葉樹林の地上に発生します。(針葉樹に生えるのはイボテングタケ)。

テングタケの毒と症状

テングタケの有毒成分は、イボテン酸、ムシモール、スチゾロビン酸、ムスカリン類、アマトキシン類,アリルグリシン、プロパルギルグリシン150などがあります。そのためテングタケを喫食後、30分程で嘔吐、下痢、腹痛など胃腸消化器の中毒症状が現れる。そのほかに,神経系の中毒症状,縮瞳,発汗,めまい,痙攣などで,呼吸困難などの症状になり,1日程度で回復するが,古くは死亡例もあります。イボテングタケよりも毒性は強い。

テングタケの備考

テングタケを長野や東北地方では、ゴマナバ、ハエトリと呼ぶ。

キノコ食中毒防止のポイント

テングタケによる食中毒を予防する為には、食べる事ができる種類を確実に判断できない場合には、採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない4つが重要です。毎年、知識が無い方が食中毒となっております。専門的な知識が無い素人の方による採取は絶対にやめましょう。詳しくは「毒キノコの種類と有害成分による影響」で説明しています。

  • わからない、知らない種類は採取しない。
  • 毒キノコが混入しないように注意して採取する。
  • 古くから言われている見極め方の「言い伝え」を信じない。
  • ネットの情報や図鑑などだけで判断をしない。
  • 食用のキノコでも生の状態で食べたり大量に食べると食中毒になるものがあるので注意。

症状があらわれる時間は短く、キノコを食べて体調が悪い場合には、直ちに医療機関を受診して下さい。もし、毒キノコが疑われるものがありましたら医療機関に一緒に持参して治療の参考にしてもらって下さい。下痢や嘔吐の症状は、一般的な食中毒でも同様な症状があります。細菌やウイルスによる食中毒が気になる方は「食中毒(Food Poisoning)」を参照してください。

誤って食べると死亡することも注意したい毒キノコの種類と症状

テングタケなど日本国内で見つけることが出来る毒キノコ中でも危険な種類を一覧形式にまとめました。これらの種類を誤って食べると死亡する事もあります。その為、ハイキングなどされる方は、誤って採ったり、食べたりしない様にしましょう。それ以外の種類についても右の一覧から詳細を確認でき、生息場所、特徴、毒の種類、もし誤って食べたときに現れる症状をまとめてあります。