タマシロオニタケ

タマシロオニタケ(学名:Amanita abrupta Peck)|毒キノコ

タマシロオニタケ(学名:Amanita abrupta Peck)は、夏から秋にかけてブナ、ミズナラ林やアカマツ、コナラ林、シイ、カシ林、などの林内地上に発生する毒キノコです。タマシロオニタケの分布は日本と北アメリカ東部という離れた2つの地域のみで確認されいます。タマシロオニタケの 傘ははじめ半球系で最後にはほとんど平らに開く。色は白色~淡褐色でとがったイボが多数付着する。このイボは脱落しやすい。ひだは白色で柄に離生する。 柄は白色で根もとは球状にふくらむ。柄にはつばをもつちますが、つぼの存在はあまり明瞭ではないです。

タマシロオニタケの概要

タマシロオニタケのカサは直径が3~7cmほどの大きさで、色は白色~やや褐色を帯びた白色をしており、形は幼菌時は半球形、成長に伴ってカサが開いていき、最終的には平らになります。また、タマシロオニタケの表面には尖ったイボが無数に見られますが、雨などで取れてしまう事もあるので、イボは必ず付いている訳ではありません。ツカの太さは上から下までほぼ一定ですが根元付近には球形の膨らみがあり、表面は繊維質の鱗片に覆われています。

タマシロオニタケの写真

幼いタマシロオニタケ タマシロオニタケの群生
タマシロオニタケは毒キノコ タマシロオニタケの傘が開く

タマシロオニタケの季節

タマシロオニタケは、夏から秋にかけてブナ、ミズナラ林やアカマツ、コナラ林、シイ、カシ林などの林内地上でみられます。現在のところ分布は日本と北アメリカ東部という離れた2つの地域のみで確認されています

タマシロオニタケの毒と症状

タマシロオニタケ有毒成分はアミノ酸の2-アミノ-5-クロロ-6-ヒドロキシ-4-ヘキセン酸 、2-アミノ-4,5-ヘキサジエン酸、アリルグリシン、プロパルギルグリシン(シスタチオニンγリアーゼ阻害作用を持つ)と考えられている。アマトキシン類によるものではないが)、激しい下痢などの典型的なコレラみたいな症状で、アマトキシン類の中毒の症状と非常に類似する。1978年に長野県ではこのキノコによると思われる食中毒で2名の死亡例も報告されている。

食中毒防止のポイント

タマシロオニタケみたいな毒キノコによる食中毒を予防する為には、食べる事ができるキノコを確実に判断できない場合には、採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない4つが重要です。毎年、知識が無い方が採取した方が食中毒となっております。専門的な知識が無い素人の方によるキノコ狩りは絶対にやめましょう。詳しくは「毒キノコの種類と有害成分による影響」で説明しています。

  • わからないキノコは採取しない。
  • 有毒キノコが混入しないように注意して採取する。
  • 毒キノコの見極め方の「言い伝え」を信じない。
  • 図鑑などだけで素人判断はしない。
  • 食用のキノコでも生の状態で食べたり大量に食べると食中毒になるものがあるので注意。

食べてから症状があらわれる時間(潜伏期間)は短く、キノコ狩りをしたキノコを食べて体調が悪い場合には、直ちに医療機関を受診して下さい。もし、食べたキノコが残っている場合は、医療機関に一緒に持参して治療の参考にしてもらって下さい。下痢や嘔吐の症状は、一般的な食中毒でも同様な症状があります。細菌やウイルスによる食中毒が気になる方は「食中毒(Food Poisoning)」を参照してください。

特に注意したい毒キノコのまとめ

日本国内で発生する毒キノコを一覧形式にまとめました。それ以外の種類についても右の一覧から選んでみてください。毒キノコの名称をクリックすると生息場所、特徴、毒の種類、もし誤って食べたときに現れる症状などをまとめてあります。