ガンタケによる食中毒と症状

ガンタケ(学名:Amanita rubescens)|毒キノコ

ガンタケ(学名:Amanita rubescens)は、夏から秋にかけてアカマツ林やコメツガ林、コナラ林、ブナ林などの林内の地上に発生する毒キノコです。食用としてあつかわれる場合が多いが、 毒キノコのテングタケによく似ているので注意が必要である。もともとの分布域は北半球であったらしいが南半球でも発生が確認されている。 オーストラリアなどでは人間が植物を持ち込んだときにいっしょにもちこまれたらしい。ガンタケの傘は初めまんじゅう型で最後には平らに開く。色は赤褐色から茶褐色で表面にはつぼの破片がいぼ状に付着する。いぼの色は淡褐色から白色。 ひだは白色で柄に離生し、古くなると赤褐色のシミができる。柄は根もとがふくらみ淡褐色で白色のつばをもつ。つぼの破片が根もとに着く場合もあるが消え去りやすい。

ガンタケの概要

ガンタケの大きさは、カサの大きさが直径5cmから15cm、ツカの長さが7cmから20cmと大型のキノコです。ガンタケの表面の色は、オレンジ色から赤茶色でイボが無数にあるのが特徴です。幼いガンタケは球を半分にした形状で成長とともにカサが平面になります。ガンタケの肉は白色でやや脆く、傷ついたり空気に触れるとゆっくりと赤褐色に変色します。その為、切断面では、虫食い痕などが赤褐色に変色していることもあり種類の特定に役立ちます。

ガンタケの写真

幼いガンタケ ガンタケは毒キノコ
傘を開いたガンタケ ガンタケの傘の裏側

ガンタケの季節

ガンタケは、夏から秋にカラマツなどの針葉樹林、ブナ、コナラなどの広葉樹林、雑木林の地上で見る事ができる毒キノコです。世界各地(北半球温帯以北、南米、豪州)で見られます。

ガンタケの毒と症状

ガンタケに含まれる有毒成分は、無味無臭で色も地味であることから毒キノコを感じさせません。しかし、ガンダケを誤って食べると下痢や嘔吐などの症状があらわれます。ガンダケに含まれる有害物質は、ルベッセンスリシン、イボテン酸、アマトキシン類などの有毒成分を含み、生食は厳禁です。その為、一部のキノコマニアは、毒キノコであるガンタケを加熱をして食べる人もいましたが、最近の調査で加熱しても無毒化できない有害物質が含まれていることがわかり食べる人も少なくなった。あえて毒キノコを食べる必要もないとおもいますからガンタケをたべることはおやめください。

備考

ガンタケは、旨味成分を含み加熱調理すれば美味とされキノコ通には好んで食べる人もかつてはいた。 しかし、特に毒性の強いテングタケ(毒キノコ)とよく似ているので誤食しないよう注意が必要です。 食用とする文献も多いものの、毒成分のイボテン酸を含んでいるのも確かで胃腸系の食中毒を起こす可能性があります。ちなみにガンタケは、色が雁に似ているところ由来しています。

食中毒防止のポイント

ガンタケみたいな毒キノコによる食中毒を予防する為には、食べる事ができるキノコを確実に判断できない場合には、採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない4つが重要です。毎年、知識が無い方が採取した方が食中毒となっております。専門的な知識が無い素人の方による採取は絶対にやめましょう。詳しくは「毒キノコの種類と有害成分による影響」で説明しています。

  • わからないキノコは採取しない。
  • 他の種類が混入しないように注意して採取する。
  • 昔から言われている「言い伝え」は間違っているので信じない。
  • 図鑑などで素人判断はしない。
  • 食用でも生の状態で食べたり大量に食べると食中毒になるものがあるので注意。

食べてから症状があらわれる時間(潜伏期間)は短く、キノコ狩りで採取したものをを食べて体調が悪い場合には、直ちに医療機関を受診して下さい。もし、食べた料理等が残っている場合は、医療機関に一緒に持参して治療の参考にしてもらって下さい。下痢や嘔吐の症状は、一般的な食中毒でも同様な症状があります。細菌やウイルスによる食中毒が気になる方は「食中毒(Food Poisoning)」を参照してください。

特に注意したい毒キノコのまとめ

日本国内で発生する種類を一覧形式にまとめました。それ以外の種類についても右の一覧から選んでみてください。毒キノコの名称をクリックすると生息場所、特徴、毒の種類、もし誤って食べたときに現れる症状などをまとめてあります。