毒キノコ|カキシメジ 毒キノコ|カキシメジ

カキシメジ|毒キノコ図鑑

カキシメジ(学名:Tricholoma ustale)は、コナラ、クヌギなどの混ざった広葉樹林内地上に群生する毒キノコです。色は地味な茶色で、柄も縦に裂け、虫もつくという具合にいかにも食用になりそうですが、 食べると腹痛や下痢をおこす毒キノコです。迷信んとは違って、いかにもおいしそうな毒きのこが存在する事を十分に注意してください。 このカキシメジの特徴は、ひだに赤黒いシミが点々とつく事である。傘は初め半球形から饅頭形で後には平らに開く。色は赤褐色で湿っている時はぬめりがある。ひだは柄に直生から上生し、白色で古くなると赤褐色から黒褐色のシミができる。 柄は上部は白色、下部は淡赤褐色となる。

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カキシメジの概要

カキシメジの大きさは、カサが3cmから8cmで色が黄褐色から茶褐色まであります。カキシメジによる毒キノコ食中毒は、ツキヨタケやクサウラベニタケと並び非常に多いキノコです。カキシメジは、写真のとおり椎茸に似ており、古くから迷信で「地味なキノコに毒キノコはない」と言われていることが原因の1つだと思われます。カキシメジの肉は、悪臭があり苦みもあります。その為、食べた時に異常があるときは吐きだすようにしましょう。

カキシメジの写真

幼いカキシメジ カキシメジは毒キノコ
カキシメジの群生 カキシメジの断面写真

カキシメジの季節

秋にクヌギ、シラカシといった広葉樹林やマツなど針葉樹林で見る事ができる毒キノコです。

カキシメジに含まれる有毒成分

カキシメジに含まれる有毒成分は、ウスタル酸です。この成分は、2002年に発見された水溶性の有害物質です。カキシメジはクサウラベニタケツキヨタケなどと並んで、食中毒の報告の非常に多いキノコで、食べると消化器系の中毒症状がでるとされている毒キノコです。 具体的な中毒症状としては嘔吐、腹痛、下痢などの症状がでると言われています。またカキシメジには、微量であるが青酸(シアン化水素)を産生する能力があるが食中毒を起こす量ではないです。

カキシメジの有毒成分|ウスタル酸

シアン化水素 (Hydrogen Cyanide) はメタンニトリル、ホルモニトリル、ギ酸ニトリルとも呼ばれる猛毒の物質である。シアン化水素は殺虫剤のほか、化学兵器(血液剤)として使用された様に、動物にとって致死性の毒物である。その毒性の発揮は、シトクロムをはじめとする生体内のヘム鉄の Fe3+ に配位し、細胞内呼吸を阻害することによる。中毒死した場合は、シアンメトヘモグロビンのため全身が赤く染まる場合がある(青酸塩の場合はそうならない場合もある)。すなわちヒトなどの脊椎動物がこの物質を摂取すると、シアンが細菌以上の動物ミトコンドリアの酸化型のシトクロム酸化酵素複合体 (COX) の Fe3+ に配位結合・封鎖し、電子伝達系を阻害することでATP生産量を低下させる。

カキシメジによる食中毒の症状

カキシメジを摂取して30分から3時間程度で、腹痛、下痢、嘔吐などの消化器の症状があらわれます。症状は、カキシメジを摂取した量で異なりますが、カキシメジによる食中毒の疑いがある時には、水を飲ませ胃の内容物で出来るだけはきださせて病院で医師の治療を受けるようにしましょう。点滴などで数日で回復します。

地域によって呼び方が変わるキノコ

かきしみず(秋田,新潟県),かきもだし(岩手県),にせあぶらしめじ(山形県),まつしめじ(長野県),おちばしめじ(青森県),つちもぐり,すなしめじ(秋田県),つちしめじ(青森,岩手,福島県),このはしめじ,ちゃしめじ(青森,秋田県),おしうもたし(東北),かきもたせ(新潟)

食中毒防止のポイント

カキシメジは、ツキヨタケやクサウラベニタケと並び、日本において最も多い毒キノコ食中毒の原因物質です。「見た目の派手なものは毒キノコ、地味なキノコは食べられる」という迷信から、カキシメジが食用と誤認されるものと考えられる。カキシメジによく似ているよく似ているキノコとして、チャナメツムタケがあるが、チャナメツムタケは傘が4-10cm で、傘周辺部や柄にささくれのような突起物が見られるが成熟するとなくなる。ひだは白から黄土色になる。チャナメツムタケのつもりでカキシメジを食べた場合、吐いたものを顕微鏡で観察すると胞子の大きさや形、 色の違いで区別することもできる。しかし、胞子の観察だけでキノコの種類を決めることは困難である。カキシメジみたいな毒キノコによる食中毒を予防する為には、食べる事ができるキノコを確実に判断できない場合には、採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない4つが重要です。毎年、知識が無い方が採取した方が食中毒となっております。専門的な知識が無い素人の方による採取は絶対にやめましょう。詳しくは「毒キノコの種類と有害成分による影響」で説明しています。

  • わからないキノコは採取しない。
  • 他の種類が混入しないように注意して採取する。
  • 昔から言われている「言い伝え」は間違っているので信じない。
  • 図鑑などで素人判断はしない。
  • 食用でも生の状態で食べたり大量に食べると食中毒になるものがあるので注意。

食べてから症状があらわれる時間(潜伏期間)は短く、キノコ狩りで採取したものをを食べて体調が悪い場合には、直ちに医療機関を受診して下さい。もし、食べた料理等が残っている場合は、医療機関に一緒に持参して治療の参考にしてもらって下さい。下痢や嘔吐の症状は、一般的な食中毒でも同様な症状があります。細菌やウイルスによる食中毒が気になる方は「食中毒(Food Poisoning)」を参照してください。

特に注意したい毒キノコのまとめ

日本国内で発生する種類を一覧形式にまとめました。それ以外の種類についても右の一覧から選んでみてください。毒キノコの名称をクリックすると生息場所、特徴、毒の種類、もし誤って食べたときに現れる症状などをまとめてあります。

毒キノコの名称 毒キノコの特徴
カエンタケ|毒キノコ
カエンタケ
日本国内で見ることが出来る毒キノコの中でも危険性が高いです。毒性が強く有毒成分3グラム程度で人を殺すことができます。また、触れただけでも皮膚が炎症を起こしますので触れない様にしましょう。カエンタケは、ハイキングコースや公園などの小道の脇でも確認されています。もし、カエンタケを見つけたら触れずに市役所などに連絡してましょう。もし、誤って食べると概ね30分程度で、腹痛、下痢、嘔吐などの消化器系の症状があらわれ、さらに症状は悪化し悪寒、頭痛、手足の痺れ、喉の渇きなどの神経症状もあらわれます。カエンタケに含まれる有毒成分は、エンタケ トリコテセン類(ロリジンE、ベルカリンJ(ムコノマイシンB)、サトラトキシンHおよびそのエステル類の計6種類。
オオシロカラカサタケ|毒キノコ 
オオシロカラカサタケ
 オオシロカラカサタケは、熱帯地方のキノコであり、そもそも日本には存在しないキノコだったと考えられます。以前は、日本国内でも沖縄県や小笠原地方でしか見る事ができませんでした。現在、オオシロカラカサタケは、西日本、東海地方で春から秋にかけてみられる毒キノコです。誤って食べると1地時間から3時間程度で腹痛、下痢、嘔吐などの症状があらわれ、さらに発熱、悪寒、頭痛、痙攣などの症状を引き起こすことがあります。毒素は非常に強く症状も激しいことがありますので注意が必要です。オオシロカラカサタケは、タンパク性毒成分であるモリブドフィリシン、ステロイド類を含む。また、毒成分ではないが、レピオチンA、Bという化合物を含んでいる。
 
アンズタケ|毒キノコ
アンズタケ
アンズタケは、夏から秋のはじめにかけてモミ、ツガ類の林内や広葉樹の林内地上に群生する毒キノコ。 正しく処理すれば、食用になり、味にもクセがない。例えば、牛肉、豚肉、鶏肉などの肉料理の付け合せやカレーの具材として使われる。鹿肉と一緒に食べる伝統料理もある。誤って食べると発症するまでの潜伏期が6~24 時間と長いため、治療が遅 れたり、また、数日後に肝障害が発現するため重篤になるケースが多いです。日本ででの中毒の発生件数は少ないが、きのこによる死亡例の9割はアマ トキシン群のきのこによるものである。アンズタケに含まれるアマトキシンの量は、微量であるが猛毒であるため生食で大量に摂取すると中毒になる可能性もあり避けたほうがよい。
 ベニテングタケ|毒キノコ
ベニテングタケ
ベニテングタケは非常に可愛らしい赤色に白い斑点があるのが特徴です。しかし、その派手さから毒キノコだと注意されているので誤食による食中毒は、多くは発生していません。夏から秋にかけて抗原のマツなど針葉樹や白樺など広葉樹の地上に発生します。誤って食べると比較的短時間(30分から90分)で下痢、嘔吐、眠気、発汗、さらに、健忘、幻覚、ハイテンションなどの症状があらわれ治療する必要があります。多くの場合は、重症化する事もなく1日程度で回復します。 ベニテングタケに含まれるイボテン酸は、強いうま味成分でもあります。そのた、ベニテングタケを塩漬けにして食べている地域もあります。乾燥したベニテングタケは、毒性が強くなるので食べない様にしましょう。
 ドクツルタケ|毒キノコ
ドクツルタケ
ヨーロッパではドクツルタケを「死の天使」の異名で恐れられている。初夏から秋にかけて針葉樹林,広葉樹林の地上で見る事ができます。 野生のマッシュルームと見まちがえやすく、海外では食中毒の件数は多い。日本ではあまり食べる人もいないが、 数年に一度は食中毒があり数名が命を落としています。誤って食べると6~24時間後にコレラ様の症状(おう吐、下痢、腹痛)が現れるが1日でおさまり,その後24~72時間で内臓の細胞が破壊され肝臓肥大,黄疸,胃腸の出血などの肝臓,腎臓機能障害の症状が現れ,死亡する場合がある。催吐,胃洗浄,活性炭投与など適切な処置が必要である。ドクツルタケの有毒成分は環状ペプチドで、アマトキシン類(α-アマニチンなど)、ファロトキシン類(ファロイジンなど)、ビロトキシン類、ジヒドロキシグルタミン酸などがある
 テングタケ|毒キノコ
テングタケ
初夏から秋にかけて広葉樹林の地上に発生します。(針葉樹に生えるのはイボテングタケ)。見た目の特徴は、初め半球形で傘が開き、成長すると傘が開き平らになります。テングタケの肉は白色でもろく、味やニオイは特にありません。他にも似た種類がありますので注意しましょう。誤って食べると30分程で嘔吐、下痢、腹痛など胃腸消化器の中毒症状が現れる。そのほかに,神経系の中毒症状,縮瞳,発汗,めまい,痙攣などで,呼吸困難などの症状になり,1日程度で回復するが,古くは死亡例もあります。テングタケに含まれる有毒成分は、イボテン酸、ムシモール、スチゾロビン酸、ムスカリン類、アマトキシン類,アリルグリシン、プロパルギルグリシン150などがあります。
 ツキヨタケ|毒キノコ
ツキヨタケ
秋にブナの枯れ木上に重なるように群生する毒キノコです。シイタケに色も形もそっくりであるが、誤食するとおう吐と下痢で腰もたたなくなるという。採ってからあまり時間がたたないうちであれば暗闇の中ではひだが青白く光る性質があり、もし不安だったら、きのこを持って暗い所へ入ればわかる。誤って食べると食後30分~1時間程で嘔吐,下痢,腹痛などの消化器系の食中毒の症状が現れる。また、幻覚痙攣を伴う場合もあるが,翌日から10日程度で回復する。症状がひどい場合は、痙攣、脱水、アシドーシスショックなどを起こすこともある。ツキヨタケに含まれる有毒成分には、イルジンS、イルジンM、ネオイルジンなどがある。
クロハナビラタケ|毒キノコ
クロハナビラタケ
カサの部分が黒くキクラゲの仲間にも見えますが違います。初夏から秋に広葉樹倒木上に発生。多数の裂片の集合体で大きさは約8cmの毒キノコです。これを食べる人はいないと思うけれど、有毒で消化器系の中毒を起こすらしい。誤って食べると下痢や嘔吐など消化器の症状があらわれます。キクラゲの仲間と思い込んで食べない様に注意しましょう。
 
クサウラベニタケ
夏から秋にかけて、アカマツ混生林下や広葉樹林下で見る事ができる毒キノコです。毒性はそれほど強くないので、 命にかかわるような事にはならないが食中毒をした事のある人の話では、とにかく苦しいらしい。誤って食べると10分から数時間で症状が現れ、神経系および消化器系の食中毒を起こす。 溶血性タンパク,コリン,ムスカリン,ムスカリジンなどコリン、ムスカリジンは消化系に作用すると言われる。ムスカリンは副交感神経を興奮させることで縮瞳、発汗などを示す毒素である。
オオワライタケ めまい、幻覚、興奮(症状は30分~3時間 早めに症状が現れる)
カキシメジ おう吐、下痢など(症状は30分~3時間 早めに症状が現れる)
シャグマアミガサタケ おう吐、下痢、死亡(症状は6時間経過してから症状が現れる)
シロタマゴテングタケ おう吐、下痢、腎臓や肝臓の障害、死亡(6~10時間経過してから症状が現れる)
ドクササコ 1ヶ月以上手足の先に激痛(3日~7日と非常に遅く症状が現れる)
ドクベニタケ おう吐、下痢、腎臓や肝臓の障害、死亡(6~10時間経過してから症状が現れる)
ニガクリタケ おう吐、下痢、けいれん、死亡(30分~3時間 早めに症状が現れる)
ヒトヨタケ (酒を飲むと)おう吐、めまい(20分~2時間 早めに症状が現れる)

間違って食べると大変!猛毒キノコのリスク

日本国内で発生する種類を一覧形式にまとめました。それ以外の種類についても右の一覧から選んでみてください。毒キノコの名称をクリックすると生息場所、特徴、毒の種類、もし誤って食べたときに現れる症状などをまとめてあります。

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