オシロイシメジ(毒キノコ)による食中毒

オシロイシメジ(学名:Lyophyllum connatum)|毒キノコ

オシロイシメジ(学名:Lyophyllum connatum)は、秋に各種の広葉樹林、草地、林道端などの地上に群生する毒キノコです。オシロイシメジによる食中毒の事例はないと思うが、 何となく妖しげなキノコです。ヨーロッパの書籍によると、全体に特有の香りがあるとされているが、 日本産は香りが弱い場合が多いと言われている。 傘は初めまんじゅう形で後には平らに開く。傘の色は白色で、おしろいをぬったような感じがする。傘の周辺部には放射状のシワがある。 ひだは白色で並び方は非常に密。柄に直生から多少垂生する。柄は白色で細長い。根もとで数本が結合して株状となる。

オシロイシメジ概要

オシロイシメジは、白色のキノコでカサの大きさが4cmくらいで小さなキノコです。形は、写真のとおり、球を半分にした様な形で成長とともにカサが開き平らになります。誤ってオシロイシメジを食べると薬品の様な臭いがします。以前は、オシロイシメジは、毒キノコになっていませんでしたが、有害物質が検出されたことから毒キノコに分類されています。

オシロイシメジの写真

幼いオシロイシメジ オシロイシメジの群生
オシロイシメジの傘の裏側 成長したオシロイシメジ

オシロイシメジの季節

森や林など様々な場所で見る事ができる毒キノコです。

オシロイシメジに含まれる有毒成分と症状

オシロイシメジは、古くから食べられてきたキノコの1つです。しかし、2004年に山形県で発生した食中毒の原因がオシロイシメジであることがわかり、現在では毒キノコに分類されています。オシロイシメジに含まれている有毒成分は、下痢や嘔吐など消化器系の症状を引き起こします。山形県村山保健所では、下記の警告を出しています。

ここ数年、食べられるとされている「オシロイシメジ」を食べた人が、吐気、腹痛、下痢などの中毒症状を起こして医療機関で診察を受けた事件がありました。食べられるきのこでも、調理法によっては中毒症状を起こします。 十分に火を通して食べましょう。オシロイシメジ、ハイイロシメジ、ムラサキシメジ、ナラタケ、ホウキタケなどのきのこは、加熱不十分な状態のものを食べると腹痛や下痢などの消化器症状を起こすことがあります。これらのきのこは、しっかりゆでこぼしましょう。特に油いためは、十分に加熱することが大事です。

食中毒防止のポイント

オシロイシメジみたいな毒キノコによる食中毒を予防する為には、食べる事ができるキノコを確実に判断できない場合には、採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない4つが重要です。毎年、知識が無い方が採取した方が食中毒となっております。専門的な知識が無い素人の方による採取は絶対にやめましょう。詳しくは「毒キノコの種類と有害成分による影響」で説明しています。

  • わからないキノコは採取しない。
  • 他の種類が混入しないように注意して採取する。
  • 昔から言われている「言い伝え」は間違っているので信じない。
  • 図鑑などで素人判断はしない。
  • 食用でも生の状態で食べたり大量に食べると食中毒になるものがあるので注意。

食べてから症状があらわれる時間(潜伏期間)は短く、キノコ狩りで採取したものをを食べて体調が悪い場合には、直ちに医療機関を受診して下さい。もし、食べた料理等が残っている場合は、医療機関に一緒に持参して治療の参考にしてもらって下さい。下痢や嘔吐の症状は、一般的な食中毒でも同様な症状があります。細菌やウイルスによる食中毒が気になる方は「食中毒(Food Poisoning)」を参照してください。

特に注意したい毒キノコのまとめ

日本国内で発生する種類を一覧形式にまとめました。それ以外の種類についても右の一覧から選んでみてください。毒キノコの名称をクリックすると生息場所、特徴、毒の種類、もし誤って食べたときに現れる症状などをまとめてあります。