オオシロカラカサタケ(毒キノコ)による食中毒

オオシロカラカサタケ(Chlorophyllum molybdites Mass)|毒キノコ

オオシロカラカサタケ(Chlorophyllum molybdites Mass)担子菌類、マツタケ目ハラタケ科の毒キノコです。傘は5~20センチメートル以上になり、大形で、表面は白いが、中心部の表皮は淡茶色の大形鱗片となって裂ける。ひだは初めは白いが、胞子が熟すにつれて灰緑色ないしは灰褐色になる。オオシロカラカサタケの茎は10~20センチメートル余りで、白ないしは淡い汚褐色、上のほうに縁が二重になったつばがある。胞子紋は暗緑色。夏から秋にかけて草原に多く群生する。日本と北・南アメリカに分布している。

オオシロカラカサタケの概要

オオシロカラカサタケは、カサの大きさが直径5cmから25cmと成長すると大型のきのこに分類されます。名前のとおり白くカサが大きいのが特徴です。土から出た幼いオオシロカラカサタケは、卵型のカサで茶色ですが、成長すると徐々に白色になりカサも開きます。オオシロカラカサタケの肉は、白色ですが傷をつけると赤茶色に変色し腐敗臭がします。また、同属のドクカラカサタケに似ているが、成熟してもヒダがオリーブ色にならない点で区別することができます。

オオシロカラカサタケの写真

幼いオオシロカラカサタケ オオシロカラカサタケの群生
オオシロカラカサタケは毒キノコ オオシロカラカサタケの成長

オオシロカラカサタケの季節

オオシロカラカサタケは、熱帯地方のキノコであり、そもそも日本には存在しないキノコだったと考えられます。以前は、日本国内でも沖縄県や小笠原地方でしか見る事ができませんでしたが、1980年頃から本州でもオオシロカラカサタケを確認するようになりました。考えられる原因としては、東南アジや沖縄から様々な流通手段と一緒に入り込んだ可能性が高いですが、地球温暖化により熱帯地方のキノコが日本国内でも発育できる環境になったことも大きいかと思われます。現在、オオシロカラカサタケは、西日本、東海地方で春から秋にかけてみられる毒キノコです。

オオシロカラカサタケお毒と症状

オオシロカラカサタケに含まれる有毒成分には、モリブドフィリシン、ステロイド類(細胞毒)などがあります。その為、、オオシロカラカサタケを摂取すると1地時間から3時間程度で腹痛、下痢、嘔吐などの症状があらわれ、さらに発熱、悪寒、頭痛、痙攣などの症状を引き起こすことがあります。オオシロカラカサタケに含まれる毒素は非常に強く症状も激しいことがありますので注意が必要です。

食中毒防止のポイント

オオシロカラカサタケみたいな毒キノコによる食中毒を予防する為には、食べる事ができるキノコのを確実に判断できない場合には、採らない! 食べない! 売らない! 人にあげない4つが重要です。毎年、知識が無い方が採取した方が食中毒となっております。専門的な知識が無い素人の方による採取は絶対にやめましょう。詳しくは「毒キノコの種類と有害成分による影響」で説明しています。

  • わからないキノコは採取しない。
  • 他の種類が混入しないように注意して採取する。
  • 昔から言われている「言い伝え」は間違っているので信じない。
  • 図鑑などで素人判断はしない。
  • 食用でも生の状態で食べたり大量に食べると食中毒になるものがあるので注意。

食べてから症状があらわれる時間(潜伏期間)は短く、キノコ狩りで採取したものをを食べて体調が悪い場合には、直ちに医療機関を受診して下さい。もし、食べた料理等が残っている場合は、医療機関に一緒に持参して治療の参考にしてもらって下さい。下痢や嘔吐の症状は、一般的な食中毒でも同様な症状があります。細菌やウイルスによる食中毒が気になる方は「食中毒(Food Poisoning)」を参照してください。

特に注意したい毒キノコのまとめ

日本国内で発生する種類を一覧形式にまとめました。それ以外の種類についても右の一覧から選んでみてください。毒キノコの名称をクリックすると生息場所、特徴、毒の種類、もし誤って食べたときに現れる症状などをまとめてあります。